2024年02月16日 1809号

【みんなが平和で豊かに暮らせる社会を 市民の連帯でしたまちアクション 東京・北区】

 「戦争の時代を平和な時代へ!したまちアクション」が2月4日、東京・赤羽で行われた。

 「やさしいまちをつくる会きたく」とZENKO東京北部の呼びかけに、多数の個人、運動団体が賛同。実行委員会を起ち上げ、議論を重ねてつくり上げた。

 主催者を代表して橋本弥寿子さんは「能登半島地震、羽田の事故、自民党派閥裏金問題。戦争は終わりが見えない。そんな中、諦めない人たちが集まってくれた」と語った。橋本さんは、区政の旧統一教会との関係を究明していく運動の継続も述べた。

 「公共をとりもどし、市民の手で地域を変えよう」のテーマの下に、地域の課題や平和への願いを参加者がマイクを握りアピール。

 「タワーマンションをつくること自体がSDGs(持続可能な開発目標)に逆行している」と赤羽東口再開発計画の再考を促す。道路整備によって赤羽自然観察公園が分断される計画には、「100年の森に育てよう」と自然破壊を止める署名を求めた。また、「重要土地規制法は市民生活監視、戦争準備法」と地域住民に説明していく。

 集会後、駅周辺をパレード。「パレスチナ・ガザにおけるジェノサイドをただちにやめさせよう」「ウクライナ戦争を即時停戦にしよう」「43兆円の軍拡予算を能登半島震災復興にまわせ」などをコールした。

 パレードは、店の中から出てきて見る人、沿道で足を止める人などもいて、注目を集めた。参加者から「楽しかった」との言葉が漏れた。市民のつながりはこれからも広がっていく。

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