2024年02月16日 1809号

【ガザ攻撃中止!パレスチナ連帯 ZENKOが全国で行動】

 2月3〜4日、ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)は「ガザ攻撃中止!パレスチナ連帯行動」を全国に呼びかけた。全世界の行動に連帯し、各地で市民が声をあげた。

パレスチナ出身者とともに400人デモ/若者が共感 飛び入り参加も次々 大阪

 2月4日、大阪市で「ガザ攻撃中止!パレスチナ連帯2024ZENKO集会&デモ」と宣伝行動が行われ、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山など関西各地から在日外国人も含め400人が参加した。

 集会ではガザ出身のパレスチナ人、ムハンマド・ハッジャージさんが現地からの声を伝える。

 「パレスチナでは10月7日以降、1万4千人の罪のない子ども、8千人の女性を含む3万5千人の命が奪われました(2/3ユーロ―中東人権モニター発表)。これは、単なる数字ではありません。ガザには、どれだけの犠牲が求められるのでしょうか。車でガザを東西に走れば20分弱。その小さな地域で4か月間も破壊行為が続いていることを想像してください。ホワイトハウスのスタッフは『ガザの戦争で民間人は一人も死んでいない』と。彼は嘘つきのプロフェッショナルです。なぜなら私の親族も10月7日以降に20人以上が亡くなったからです。ガザで起きている事実を前に、私たちに何もできないはずはありません。声を高らかに国際的な連帯を強めましょう」

平和なしによい労働なし

 パレスチナ連帯行動などに取り組んできた地域や団体から、ハッジャージさんの報告に応える発言が続く。

 「プラカード100枚を持ち込んだ。イスラエルへ協力する地元企業へも申し入れた」(京都)「週一駅前宣伝行動を継続して、駅の警備員が声をかけてくれるまで定着。ガザ封鎖が止まるまでがんばる」(兵庫)「在日の方への差別を見逃せば、戦争へとつながる。平和なくして、よい労働なし」(なかまユニオン)「ガザの戦争状態は、若者を取り巻く今の日本社会とつながっている。沖縄に基地が押しつけられる問題とあわせてミュージカルで訴えていきたい」(「月桃の花」歌舞団)

 沿道からの飛び入りもあったデモの後は、大阪駅近くの繁華街4か所にわかれて宣伝行動。大きな注目を集めたことに自信を得た参加者は、市民とともにさらに行動を強める。





京都毎週デモ15回目は172人

 2月3日、10月に市民が呼びかけて始まった「イスラエルはジェノサイドをやめろ!デモ」は15回目。ZENKO京都も毎回参加し、ともに声を上げた。

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