2024年03月08日 1812号

【ロシアの侵攻から2年 ウクライナ・パレスチナに平和を/ジェノサイド加担をやめろ 大阪】

 2月24日、大阪市で「ロシア侵略2か年 ウクライナに平和を! ガザ侵攻4か月 パレスチナに平和を!」の集会(主催―同実行委員会、おおさか総がかり行動実行委員会が協賛)が開催され、300人が参加した。

 先立つ正午からロシア総領事館への抗議申し入れも行われた。主催者を代表し、ウクライナ全土侵攻が始まった毎月24日に領事館抗議行動を続けている「ロシア軍の即時停戦・撤退を求める高槻市民グループ」の山本健治さんが「ロシアが侵略を続けるのみならず核兵器を使うと脅しているのは許せない。1日、1時間、1分、1秒でも早い停戦・撤退まで、世界、ロシア、ウクライナの人びとと一緒になって行動を続ける」と熱いアピール。

 続いて関西ガザ緊急アクションの田平まゆみさんは「多くの避難民のいる最南部ラファへの総攻撃をなんとしても止めなければならない。難民の唯一の命綱、UNRWA(アンルワ 国連パレスチナ難民救済事業機関)への拠出金停止はジェノサイドへの国の直接的な加担であり、今すぐ解除を求める。米国などの武器供与に抗議し、イスラエルを支援する企業へのボイコット行動などで、即時停戦を求めていく。だが、私たちは即時停戦だけでは命は救えないことを知っている。今こそ長く続いたイスラエルによるパレスチナの人びとへのアパルトヘイト(人種隔離)に、世界から声を上げ、終止符を打とう」と力強く訴えた。

 総がかり行動実行委、戦争法廃止!豊中市民アクションのアピールを受け、デモ行進へ。「フリーフリーパレスチナン」「日本政府はUNRWAへの支援を継続しろ」「ロシアはウクライナから手を引け」のコールに応え、沿道から笑顔でデモ隊を見守る市民もいた。

(ZENKO大阪・松田明恵)

MDSホームページに戻る   週刊MDSトップに戻る
Copyright Weekly MDS