2024年03月15日 1813号

【HANDS OFF RAFAH ラファに手を出すな/スタンディングデモ@新宿駅南口/BDS運動で即時停戦 虐殺ストップ】

 パレスチナ・ガザは死者が3万人を超え、57万人以上が飢餓一歩手前の人道危機にある。3月2日、東京・新宿駅南口で「HANDS OFF RAFAH(ラファに手を出すな)グローバルアクション」の一環として「<パレスチナ>を生きる人々を想う学生若者有志の会」などの呼びかけによるスタンディングデモが取り組まれた。パレスチナやユダヤ系の人びと、パレスチナ関連会社で働く女性、高校生ら次々とアピール。1200人が道行く市民に訴えた。

 ガザ出身のハニンさんはガザのビサンさんからのメッセージを読み上げる。「ガザ北部30万人の市民に対し意図的に飢餓を引き起こしている。食料が投下されたが、地上には3箱。2〜3家族が食べられるかどうかの量だ。イスラエル軍は支援物資の投下も地上輸送も禁止。人びとは飢え死にしている。今すぐ食糧と援助の空輸を! 停戦を!」

 若者有志の会の皆本夏樹さんは「山梨県に本社があるファナック製のロボットがイスラエルの軍事企業で使われ、パレスチナ人虐殺の武器を作っている。155_榴弾砲は2千個の金属片が四方に飛び散り、建物や人間の体を破壊する。ガザで1万発撃ち込まれた。BDS運動のB(ボイコット)とD(投資撤退)で、ファナックに武器製造ロボットの販売中止を求めよう。これはパレスチナBDS全国委員会からの要請でもあるグローバルな運動。オンライン署名に協力を」と訴えた。

 「ラファ ラファ ラファに手を出すな」「虐殺やめろ」「今すぐ停戦」「Free Free Free Palestine」の叫びが響き渡った。


虐殺やめろ 加担するな 3・2関西緊急アクション

 3月2日、関西ガザ緊急アクションが呼びかけた「ラファに手を出すな 全国一斉行動」では200人がスタンディング。初めて参加しスピーチする若者も多く、Swing NASAのサックス演奏をはさんで、「子どもを殺すな」「今すぐ停戦」「日本政府はUNRWA(アンルワ 国連パレスチナ難民救済事業機関)拠出を再開しろ」と声を上げた。(JR大阪駅前)

MDSホームページに戻る   週刊MDSトップに戻る
Copyright Weekly MDS