2025年06月06日 1873号

【「武器見本市」大抗議アピールに350人/虐殺加担企業はお断り/千葉・幕張メッセ】

 5月21日、千葉市の幕張メッセで武器見本市「DSEI(防衛・セキュリティ装備品国際展示会)ジャパン2025」が開幕した。出展企業は過去最多の約470社。イスラエルの軍需企業も多数出展し、最大手エルビット・システムズはガザの避難民虐殺に使用された自爆型ドローン「スカイストライカー」の模型まで展示した。

 「安保関連法に反対するママの会@千葉」などが呼びかけた大抗議アピールには350人が結集。ダイ・インや「人間の鎖」など多彩な行動を繰り広げた。

 ガザ出身のハニン・シアムさんは「毎年8月、原爆の炎を、都市が焼かれた記憶を、二度と繰り返さないと叫ぶ日本が今、虐殺で利益を得る企業を歓迎し、戦争犯罪人と握手している。日本のみなさんが武器見本市をやめるよう声を上げないなら、歴史の誤った側に立つことになる」と訴え。

 BDS(ボイコット・投資引き揚げ・制裁)運動をコーディネートするBNC(パレスチナBDS全国委員会)から「日本政府・省庁はジェノサイドと占領、アパルトヘイト体制に加担する武器製造企業への後援を取りやめよ」と求めるメッセージが寄せられた。

MDSホームページに戻る   週刊MDSトップに戻る
Copyright Weekly MDS