2025年08月29日 1884号

【1884号主張 国際連帯で戦争の時代と決別/パレスチナ 東アジアに正義と平和を】

パレスチナ抹殺攻撃

 イスラエルの攻撃激化でパレスチナの飢餓が拡大し、人びとは命の危機に直面している。イスラエルは8月8日、ガザ市制圧を決定し、ネタニヤフ首相は「ガザ地区を完全に掌握する」と発言。スモトリッチ財務相は14日、エルサレムと大規模入植地マーレアドミムの間にヨルダン川西岸地区を南北に分断する3400戸もの大規模な入植計画を発表した。国際法違反むき出しのこの計画は、世界から激しい反発を受け数十年間凍結されていたものだ。

 フランス、イギリスなど各国が9月国連総会でのパレスチナ国家承認の意向を示したことに、スモトリッチは「パレスチナ国家構想を葬る。承認すべき相手も存在しない」とパレスチナ抹殺を狙う。日本政府は、この状況にも「懸念」と口にするのみでイスラエル支援関係を続け、虐殺に加担する。国際的な圧力で即時攻撃停止、パレスチナ国家承認と解放を勝ち取ろう。

アジアの緊張激化策動

 戦後80年、二度と戦争を起こさせないため、侵略戦争、植民地支配の責任に向き合うことは欠かせない。

 しかし、石破政権は過去の過ちの清算どころか大軍拡・戦争準備の危険な動きを加速している。京都・祝園(ほうその)や九州、琉球弧の弾薬庫建設・増設と基地強化、中国大陸まで届く長射程ミサイルの熊本先行配備も狙う。6月日米韓、8月米韓と連続する共同演習に加え、5月米比合同演習に日韓が初参加し、日比の軍事協力を強化する「円滑化協定」も9月に発効する。

 対中国の軍事的圧力、緊張激化を許してはならない。

戦争ストップへ今行動を

 展望は国際的な市民の反戦・平和運動にある。

 8月16日、米政府のイスラエル軍事援助ノー、ガザの飢餓をとめようとDSA(アメリカ民主主義的社会主義者)など200団体のニューヨークデモに数万人が参加した。英ストップ戦争連合も16日、武器供与やめろと空軍基地を包囲した。イスラエル市民は17日、百万人の抗議デモ。日本でも「政府は今すぐ動け! "イスラエル"制裁 パレスチナ国家承認 8・18官邸前行動」で声を上げた。

 ZENKOは、日本、米国、中東などを結ぶ「BDS(ボイコット・投資引き揚げ・制裁)国際共同WEEK」でイスラエル協力企業などへの世界同時抗議アクションを準備する。また、米国、韓国、台湾と連帯し、東アジアの戦争を止めるZHAP(ZENKO辺野古反基地プロジェクト)国際賛同署名を呼びかける。10月19日には、京都・精華町で「私たちは二度と戦争をしたくない!平和でこそ文化は香り立つ!祝園全国集会」が行われる。

 今こそ国際連帯の力で戦争を止め、パレスチナ、東アジアに正義と平和を実現しよう。

  (8月19日)
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