2025年08月29日 1884号
【靖国通りに響く「ヤスクニNO」/第20回キャンドル行動に200人/「戦争する国」づくり 止める】
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2006年、当時の小泉首相の8月15日靖国神社参拝に抗議して始まった「平和の灯(ひ)を!ヤスクニの闇へキャンドル行動」。20回目の今年は8月10日、「戦争する国と『ヤスクニ・システム』の復活」をテーマに行われ、韓国の遺族らをはじめ200人が参加した。
共同代表の一人、今村嗣夫(つぐお)さんの「最近のヤスクニ・システム復活の動きは、国民に国家への所属感を味わわせる大衆操作ではないか。(政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないよう決意した)日本国憲法前文に立ち返るキャンドル行動を休まず続けてゆこう」との主催者あいさつで開会。
シンポジウムでは、「日本や韓国で核武装論・核共有論が台頭している。核兵器禁止の論理をより強力に押し出していくにはどうするか。もはや待ったなしの状況だ」(高橋哲哉・東京大学名誉教授)「靖国神社奉賛会長だった北白川祥子の歌碑が沖縄県庁職員の慰霊の塔の入り口に設置されている。メディアが何らそれを問題視しないことを、私はとても憂える」(石原昌家・沖縄国際大学名誉教授)と警鐘が乱打された。
遺族の訴えで、韓国・太平洋戦争被害者補償推進協議会の李熙子(イヒジャ)さんは「裁判で靖国と闘い何度も敗訴したが、失望はしても絶望はしていない。希望がある。みなさんがいつも一緒に連帯して闘ってくださったおかげだ」と語る。台湾で反靖国神社「還我祖霊」運動を続ける高金素梅(チワスアリ)さんもビデオ・メッセージを寄せた。
各団体のアピールでは、「ノー!ハプサ(合祀)」の山本直好さんが「『孫の世代』の第3次訴訟の提訴日が9月19日に決まった。新たに始まる闘いを通じて新しい方たちと一緒に『おかしいものはおかしい』と言っていく取り組みを進めたい」と決意を述べた。
コロナ禍で中止されていたキャンドル・デモが6年ぶりに復活。水道橋から神保町交差点を経て靖国神社近くまで、雨の中、警察の過剰な規制とヘイト集団の妨害をはねのけながら「ヤスクニNO」「戦争反対」の声を力強く響かせた。
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