2025年08月29日 1884号

【朝鮮人被爆の過去清算を/パレスチナ 不正義に「沈黙拒否」を/広島】

 被爆80年の広島。二つの重要な集会に参加した。

 一つは8月2日「朝鮮半島出身原爆犠牲者追悼集会」(主催―広島県朝鮮人被爆者協議会)。3月「東アジアの平和のためのZENKO参加団in広島」で講演した朝被協・金鎮湖(キンヂノ)会長から声をかけていただいた。

 戦後80年、未だ解決せず放置されている在朝被爆者問題の1日も早い解決を日本政府に求めなければならない。朝被協が初めて開催した今追悼集会には、朝鮮民主主義人民共和国の「朝鮮原子爆弾被害者協会」から「原爆の被害者を含め朝鮮の人々に加えられた過去の不幸と苦痛に対し、日本政府が誠意ある謝罪と賠償を行い、過去清算の問題を完全に解決することは、法的道義的責務であり避けて通ることのできない課題です」とのメッセージが寄せられた。また、2000年代以降、これも未解決のままの南北統一の慰霊碑建立に向けた決意も語られた。

 もう一つは、「パレスチナを想う8・6広島集会」(主催―広島パレスチナともしび連帯共同体)だ。広島市が招待方針を変更し初めて市の平和祈念式典に参列した駐日パレスチナ常駐総代表部のワリード・シアム大使が講演した。「パレスチナの国家承認、イスラエルからの投資引き揚げと政府によるイスラエルとの軍事経済上の協力関係の停止」などを求め、目前で進行する不正義に対し「沈黙を拒否」するよう訴えた。

 参加者には若者も多く、SNSで互いにつながり合い、情報を共有し、抵抗の意思表示と抗議行動を広めようという訴えが相次いだ。Free Palestine!! (ZENKO広島・日南田成志)

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