2025年11月07日 1894号

【虐殺戦闘機F35飛ばすなアクション/三菱重工など4府県9企業に一斉要請】

 10月23日、ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)関西は、第13回関西BDS(ボイコット・投資引き揚げ・制裁)行動に取り組んだ。今回はBNC(パレスチナBDS全国委員会)の呼びかけた「F35飛ばすな国際アクション」に連帯し、三菱重工・IHIなど4府県9企業に約40人が抗議・要請した。

 大阪では、西区の三菱重工関西支社からスタート。昼休み時間帯の行動で道行く人が多く、出入りする社員の中にチラシを受け取り社屋に入る人も。飢餓や爆撃で傷つくパレスチナの子どもの写真パネルを掲げ、アピール。「三菱重工は金儲けのために子どもを殺していいのか。子どもたちを殺し続ける戦闘機の開発にかかわっていいのか。それで企業の未来はあるのか。世界は許しませんよ!」と企業姿勢を厳しく追及。要請団が要請書を読み上げ、警備員に手渡した。

 IHI(旧・石川島播磨重工業)関西支店には、向かいのフェスティバルホール前でチラシを配布し、「虐殺戦闘機F35はいらない」「子どもを殺すF35をつくるな」「ボイコットIHI」とコール。アメリカからの観光客親子が共感し、一緒に「フリーパレスチナ!」と記念撮影。要請書はガードマンに渡したが、「これは会社が受け取ったものではありませんので」と念を押す。「要請書はクライアントに渡します」と言うものの「どこの部署に?」にはまともに答えない。市民の要請に真摯に向き合おうとしない無責任な企業姿勢を厳しく批判した。

 今回初めて代理店2社にも「IHIが武器貿易条約に反するF35国際サプライチェーンから撤退するまで取引中止を求める要請書」持ち訪問。北区の和田電機に受け取らせた。世界と連帯し、イスラエル協力企業への抗議・要請行動は続く。

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