2025年11月28日 1897号

【地域からパレスチナ連帯】

パレスチナ映画の上映会から/PPSFアローシュさんを迎え/兵庫

 高市政権は、パレスチナの現実に見向きもせず、トランプとともに大軍拡と戦争体制づくりに躍起です。

 今こそ日本の市民が声を上げ、パレスチナとのつながりを草の根で続けていかなければとの思いで、パレスチナ映画『ジェニン、ジェニン』『ガザからの声』の上映会を11月2、3日、西宮市内で行いました。

 予想以上の市民の参加で成功し、 改めて映画の力の大きさを感じました。あわせて、イスラエル軍人の宿泊を巡って解雇されたジェロニモ・ゲレスさんとの交流やパレスチナの歴史の学習会も企画し、パレスチナを取り巻く情勢の理解を深めることができました。

 映画で強く印象に残ったのは.パレスチナの若者たち(10代)の言葉です。

 少女は「(多くの子どもが殺されている中)私はパレスチナで生きて子どもをたくさん産んでやる!」、両足と手の指を失った少年は「僕は希望を持っている。僕らはガザに留まり続ける。再建するのは僕らだ」。

 その余韻が残る中、殺人兵器製造ロボットをイスラエルに輸出するファナック中国支店への抗議要請行動(11/5)にも怒りを持って参加。そして16日に迎えた、PPSFモハマド・アローシュさん来日大阪集会!

 彼の言葉の後ろに、2つの映画の映像が重なって見え、涙なしにお話を聞くことはできませんでした。

 パレスチナとつながってこそ、日本の軍拡とも闘い続けていけると思いを新たにしました。   (ZENKO兵庫・三橋英子)


ジェノサイド加担の事実を暴く/門前でファナック抗議行動/神奈川

 「ファナック横浜サービスセンタ」は、横浜市でなく座間市の工場が並ぶ一角にある。自社名を大きく彫りこんだ門を構えるが、ファナック社は別の会社の建物に隠れて見えない。

 11月5日のファナック要請・抗議全国一斉行動では、同社の工業用ロボットがイスラエルの軍需産業の兵器製造に提供され、ガザジェノサイドに加担している事実を門前で訴えた。

 「自社製品が、ガザの子どもたちを殺す武器づくりに使用されている事実についてどう思うのか」と参加者は次々とマイクを握る。

 要請書を届けようとしたが、「関係者しか通せません」と警備員に制止された。ポストへの投函は「別会社のポストでファナック社のものではない」と拒否された。

 要請書は後日郵送した。


パレスチナ映画祭をAFZ拡大につなぐ/全交関東

 「11・2パレスチナ映画祭」に連帯した神奈川県の「大船はまかま寄席」を訪問。担当者が休みの日でしたが、別の方が電話を入れてくれました。「映画祭主催者と連絡とって、OKならチラシを預かる」とのことでした。

 東京聖テモテ教会も「映画祭」をおこなっています。行ってみたら会場入り口にあったAFZパンフレット、バッジが目に飛び込みました。「月桃の花」歌舞団の公演チラシもありました。「全交関東のHさん」からの依頼でした。

 『太陽の男たち』上映後に、インフォメーションをしてもらいました。また、ゲストスピーカーの「国際NGO広報アドバイザー」の飯野真理子さんの話がとても良かったです。

 すでにAFZ登録されている、鎌倉市大船の本屋ポルベニールブックストアに寄ってみると、パレスチナ関係の本が並んでいました。また、文筆家の金井真紀さんと連携して「移民・難民フェス」支援を行っているそうです。チラシを置いてもらうことができました。

 市民の様々な取り組みを知り、イスラエルの占領を終わらせる闘いはつながっていると思いました。

(全交関東 稲垣千津子)
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