2025年12月05日 1898号
【命の海を軍事基地にするな/受注ゼネコン抗議一日アクション/辺野古埋め立て工事を中止せよ】
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「Stop!辺野古埋め立てキャンペーン」の呼びかけで11月19日、辺野古基地建設を受注するゼネコンに対する抗議アクションが全一日繰り広げられ、延べ300人が参加した。
抗議先は大林組、安藤ハザマ、不動テトラ、東洋建設、五洋建設、日本工営、東亜建設、大成建設の8社。これら企業の多くは戦前から軍需や植民地での国策事業に関与し、戦後はアジア諸国での「賠償」事業に進出していった。現在も沖縄の地元企業を「下請け」として従えつつ「沖縄振興」予算の相当の額を吸い取る「構造的沖縄差別」の担い手となっている。
抗議では、各社が掲げる経営理念―大林組「地球・社会・人のサステナビリティの実現」、大成建設「人がいきいきとする環境を創造」など―を示して「目先の利益(金儲け)のみを優先せず、自然環境や社会の在り方にも真摯に向き合う」よう促し、受注契約の破棄と辺野古での工事の中止を求めた。
大成建設前でマイクをとった男性は「私はゼネコンで土木施工管理に従事していた。生活費を稼ぐために自らの手で環境を破壊する―その罪悪感を今も鮮明に思い出す。大成建設は『地図に残る仕事』というが、自然や生物多様性を破壊し住民の生活を脅かす建設物を『地図に残す』のは残酷でグロテスク、恥ずべき行いだ。今すぐにでも基地建設を中止し撤退することを強く望む」と語る。
沖縄出身の崎浜空音さんは「きょうも十代の女性に米兵がわいせつ行為をした事件が発覚した。基地をつくらせないため、沖縄を新たな戦場にしないため、みなさん、もっと広げていきましょう」と呼びかけた。
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