2025年12月12日 1899号

【パレスチナのことはパレスチナ人が決める/パレスチナ人民連帯国際デー/新宿・歩行者天国でアクション】

 国連は1947年の「パレスチナ分割決議」が第一次中東戦争の原因となり、膨大な難民を生んだことへの一定の反省に立って、決議が採択された11月29日を「パレスチナ人民連帯国際デー」と定めている。占領と入植者植民地主義を終わらせ、パレスチナ人の自己決定権を実現するため日本からも立ち上がろうと11月30日、東京・新宿でスピーチや歌、コールなどのアクションが繰り広げられた。

 ガザに住むシーモさんのメッセージをガザ出身のハニンさんが代読。「停戦発表後もガザの70%以上を占領軍が支配している。生きることは窒息すること。生活物資はとても高く、医薬品も食料も手に入らない。洪水がテントを破壊し、凍える寒さを防げない。このすべての痛みと苦しみにもかかわらず、私たちとともに声を上げ、絶望のときに希望を送ってくれた日本のみなさんに感謝する」

 新宿通りの歩行者天国に巨大なパレスチナ国旗を翻らせ、練り歩く。「ファラスティーン・フッラ・フッラ=パレスチナに自由を」「平和の前にパレスチナ解放」のコールが高らかに響きわたった。

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