2025年12月12日 1899号
【東アジアの友人と共に学ぶ平和/「高市発言撤回を」と学生たち】
|
「公正な社会や政治」に向けて行動する市民のグループ「WE WANT OUR FUTURE」は11月28日、高市首相の「存立危機事態」発言撤回を求めて、前週に引き続き官邸前で抗議集会を行った。
マイクを握る大学生の二人は、ともに学ぶ中国、台湾、韓国の東アジアの友人たちとの友好を強調。「恐怖や敵意ではなく、互いに助け合い学び合う関係は、強靭な平和の基盤だ」「東アジアの友人たちと学び、生活していることこそが抵抗だ。いま私たちが培っている専門知を戦争のためには絶対に使わせない」とし、排外主義も批判した。
集結した1000人は外交努力の重要性を訴える。ジャーナリストの布施祐仁さんは「台湾の人びとの意思を無視し、武力で統一を強制することはあってはならない。日本は軍事力による抑止ではなく、外交による戦争予防に力を尽くすべきだ」と述べた。

発言撤回 高市やめろ/自民党大阪府連に要請
ZENKO関西が呼びかけ「存立危機事態発言撤回/高市辞任を」緊急要請行動。飛び入り参加者の「戦争は絶対アカン」アピールも。府連本部は面会を拒み、ドアをとざして閉じこもった(12月1日 大阪市)
 |
|