2026年01月16日 1903号
【声明/アメリカ帝国主義のベネズエラ侵略を糾弾する/高市政権は侵略に加担するな/2026年1月5日 MDS(民主主義的社会主義運動)】
|
1月3日、トランプ米大統領の命令により米軍がベネズエラに侵攻し、首都カラカスをはじめ各地に大規模な軍事攻撃を行った。ベネズエラ側の死者は80人に上ると報道されている。米軍の特殊部隊はマドゥロ大統領夫妻を拘束・拉致し、ニューヨークに連行した。「麻薬密売容疑」で裁判にかけるとしている。
われわれは、あらゆる国際法や国連憲章、米国内法にも違反するトランプ政権のベネズエラに対する帝国主義的軍事侵略を糾弾する。そして米軍の攻撃・威嚇の即時中止、撤退を要求する。
米軍はこの間、「麻薬密輸船」阻止の名目でベネズエラの民間船を一方的に攻撃し、117人以上を殺害した。近海には米海軍の空母を展開している。だが、トランプによるこの侵略戦争は、麻薬取引とは何の関係もない。ベネズエラ政府の高官が「麻薬テロリスト」であるという明確な証拠は一切出されていない。
では、違法な戦争を仕掛けたのはなぜか。トランプは「世界最大の米石油大手にベネズエラに入ってもらう」「賢明な政権移行完了まで、われわれがベネズエラを管理する」と公言した。世界有数の石油埋蔵量を持つベネズエラの石油資源を米国グローバル資本が奪い取るために、傀儡(かいらい)政権の樹立を狙っているのだ。
しかし、ベネズエラの社会と政治の行方を決めることができるのはベネズエラ市民だけである。ベネズエラでは市民も政府もトランプ政権の無法な侵略を許さず抗議の声を上げている。
米国ではDSA(アメリカ民主主義的社会主義者)が「トランプによるベネズエラへの違法な戦争」に反対する反戦行動に立ち上がろうと呼びかけている。1月1日ニューヨーク市長に就任したDSAに所属する社会主義者ゾーラン・マムダニは、トランプに直接電話をかけベネズエラへの攻撃と「体制転換」のたくらみに抗議した。マムダニを支持するニューヨーク州ホークル知事(民主党)もトランプの戦争を非難した。米反戦団体CODEPINKはベネズエラ侵略に反対して全米で抗議行動に立ち上がろうと訴えている。
イギリス、フランス、中南米、日本―世界中でベネズエラ侵略に抗議するデモや行動が広がっている。
日本の高市政権は多数の市民を殺害した国際法違反の侵略戦争を目の前にしながら、支持・不支持の態度を明らかにしていない(1月5日現在)。反対しないことは黙認であり加担だ。高市政権にトランプの対ベネズエラ侵略に反対することを要求しよう。
トランプ政権のベネズエラ侵略戦争に反対し、大統領夫妻の釈放・帰還を求め、高市政権の侵略加担を許さないために、全国で緊急の抗議行動に立ち上がろう。米大使館・領事館や日本政府への抗議を集中しよう。
 |
|