2026年01月30日 1905号
【イランの民衆蜂起とトランプの軍事介入策動/軍事攻撃に反対 経済制裁に反対/イラン労働者共産党ヘクマティスト(公式路線)声明(要旨)/2026年1月13日】
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イラン・イスラム共和国政府に対する民衆蜂起にハメネイ政権は強権的弾圧を加え、死者は2千人以上に上ると報じられる。この事態を口実にトランプ米大統領は軍事介入を公言した。今、イラン民衆は何を求めているのか。イスラム共和国を批判し政教分離の民主化へ闘い続けてきたイラン労働者共産党ヘクマティストは、宗教支配も軍事攻撃もノーと声明を発した。
イランの人民は、街頭での戦闘、野蛮な弾圧、二千人を超える犠牲者の衝撃からいまだ立ち直れていない。
そのさなかに、国際的なギャングと犯罪者の首領であるトランプが、爆撃機、モサド(イスラエルの情報機関)のテロリスト、さらなる経済制裁を通じて人民を「支援」すると約束している。このような「支援」は、いっそうの貧困と困窮、殺戮と破壊以外の何ものももたらさない。
これらの「支援」とは、福祉と自由、現代人にふさわしい尊厳ある生活、そして自らの手でイスラム共和国を打倒するために行われている人民の広範かつ全国的な闘争を、軍事攻撃、テロ、破壊によって周縁へと追いやるものである。またそれは、イスラム共和国からの解放を目指すイラン人民の闘争の舞台を、犯罪的な大国のパワー・ゲームの場へと変え、人民にさらなる後退を強いるものである。
制裁の強化は、人口の半数以上が貧困線以下で生活している人民への全面的な宣戦布告だ。制裁を強化し貧困層を極限的状況へ追い込むことは、犯罪的徒党、軍事ギャング、反動的国家がこの貧困と絶望を利用する土壌を整える行為である。
イランに向けて一発でもミサイルが発射されイスラム共和国の要人が一人でも暗殺されれば、それは野蛮な弾圧の口実となり、人民の自由を求める抗議を後退させる条件となる。
この過程で、レザー・パーレビ(王制時のパーレビ国王の息子〈元皇太子〉)とその支持者、ムジャーヒディーン(イスラム戦士)、民族主義者、ファシスト集団といった、「トランプによるイラン人民への支援」を求める危険な存在は、人民の抗議運動に対する攻撃をあおる火付け役であり、手を取り合って民衆運動を圧迫している。
イラン人民が自由、福祉、平等、そしてイスラム共和国という悪夢からの解放を実現するために必要なのは、アメリカの爆撃機による軍事攻撃でもなければ、国際的犯罪者による制裁強化と生活への攻撃でもない。制裁の解除、イランへの軍事攻撃の阻止、そして国際的犯罪者の手を自らの生活と闘争から断ち切ることこそが、イランの数千万の人びとの要求であり、自由を求める運動の要求なのである。

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